製品概要
概要
この装置は昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室と共同で開発および設計され、「排気ダクト不要」「作業環境の臭気軽減化」などの特長をもった脱臭装置です。主にT&Tオルファクトメーターによる嗅覚検査用に開発されました。
本体のデザインはシンプルさを特長としており、電気系統・排気ファン・吸着ユニットが完全内蔵式で、検査の都合による設置場所の移動が簡単にできます。
特長
- 使用が簡便・・・・・電源プラグを差し込むだけで直ちに使用できます。
- 設置工事不要・・・・ダクトレス
- 移動が可能・・・・・完全な内蔵式装置のため、移動が簡単に行えます。
- 部屋の空気を消耗せず、室内の空調も乱れません。
使用方法
T&Tオルファクトメーターによる嗅覚検査に使用する場合は、T&Tオルファクトメーターを脱臭装置内に置きます。
脱臭装置の電源プラグを差し込み、スイッチをONにします。すぐにファンが回転 し吸着し始めます。
<写真1>のように検査者、被検者は脱臭装置の前に座ります。検査者は嗅素液の中にニオイ紙を浸して、被検者に手渡します。
(ビンの蓋はすぐ締めて下さい。)
被検者は横向きに座り、耳が脱臭装置の「ひさし」に触れる位に近づいてにおいを 嗅ぎます。(検査者はこの点をよく確認して下さい)
検査者は、被検者がかぎ終わる毎にそのニオイ紙を脱臭装置内に備え付けてある 「袋」の中へ捨てるよう、被検者を指導して下さい。
使用上の注意
- においの嗅ぎ方
被検者が脱臭装置からはなれすぎて座ると、においを嗅ぐ場合にそのにおいは脱臭装置内に吸着されませんので十分ご注意下さい。 - 一度、基準臭に浸したニオイ紙は再使用しないで下さい。
- 脱臭装置の架台について
架台は80cmの高さです。架台を使用しない場合には、実験台の高さにご注意下さい。(あるいは椅子の高さを調節して下さい) - 一日の検査が済んだ後で
ニオイ紙を捨てた「袋」の口を輪ゴムで締めてから、汚物カンに捨てて下さい。 - 嗅素液をこぼして脱臭装置が汚れた場合
こぼれた箇所を、まず脱脂綿か濾紙で、できるだけ広げないように吸い取ってから、エタノールを少し浸したティッシュペーパーかガーゼで、2~3回拭きとって下さい。 - カートリッジの交換
毎週使用している場合、18ヶ月位でカートリッジの交換をして下さい。 - 脱臭装置を長期間使用せずに置いた場合
使用前に数十分スイッチオンした後にご使用下さい。
注)脱臭装置SD-1は検査室自体の換気を行う装置ではございません。
関連情報
お問い合わせ
注)詳細は下記の代理店までお問い合わせ下さい。
【脱臭装置(SD-1)販売代理店】
永島医科器械株式会社
東京都文京区本郷5‐24‐1
TEL:03-3812-1271
FAX:03-3816-2824